はじめに
霊視鑑定の様子を時々書きたいと思います。
どなたかに霊視相談を考えてらっしゃる方には、様子を知ることで参考にしていただきたいのと、
考えているわけではなくても、人生を生きる上でなにか心に感じてもらえることもあるかなと思って書きたいと思いますので、
読んでいただけたら幸いです。
強い絆で結ばれた母子の話
ある親子の話です。
娘さんの方が、親に愛されてない・愛情を感じないと思っておられたようです。
霊視をしてみるとすぐに、病室のような場所でベッドに寝ている、旅立たれた後の母親と、
その横で呆然と椅子に腰かけている娘さんが見えました。
よそ行きの綺麗な服を着てらして、スーツケースの気配もあったので、
遠方から駆けつけて来たのだと思います。
どうやら、最後の場面に会えなかったようです。
その母娘が、その方の前世でした。
前世でも同じ親子だったんです。同じ母親と娘でした。
娘さんは母親が大好きだったのですが、おそらくは、自分の道を進むために
早くから家を出て離れて住んでいたのだと思います。
大好きな母親の最後に会えなかった事を、それはそれは後悔しました。
そして、来世でも同じ親子で生まれたい。と心から願ったんです。
同じ親子で生まれる事が出来たなら、今度は絶対に母親から離れない。ずっと近くにいて母親のお世話をしたい。
そして最後まで側で寄り添いたい。
そう願ったんです。
その強い思いは叶いました。
同じ親子で今生も生まれる事が出来ました。
小さいころに愛情を感じられないと感じたのは、前世での後悔と母親への愛情があまりに強かったので、もっともっとと、母親の愛情を求めたのでしょう。
母親の方は、けして愛情を与えていなかったわけではないようです。
子供たち全員を愛していたのですが、娘さんの望んでいる愛情との形が、少し違っただけのようでした。
そして今、悲しい事ですが、母親のほうはご病気です。
でも、娘さんは精一杯看病するつもりでいます。
今生で、今現在母親がご病気なのは、変な言い方ですが、
前世での娘さんの、母親の世話をしたかった・そばにいたかっという後悔の気持ちを知っていたので、
その埋め合わせを娘さんにさせてあげたいと思う親心とも言えるのです。
おそらくは、娘さんが満足できるように、娘さんの世話を受けるのだと思います。
娘さんのほうはどれだけやっても満足、とはいかないと思うのですが、
母親のほうは、娘さんの気持ちを自分の事よりも大切に考えてらっしゃるのです。
母親の愛情の深さに、感激して涙が止まりませんでした。
ただ、けして娘さんが望んだせいでこの状況になったのではありません。そこは誤解しないで下さい。
今生でまた同じ親子で生まれたのは、娘さんだけが願ったのではないかも知れませんね。
お二人とも、今生は悔いのないよう、お互いに愛情を与え合って、
寄り添って生きていって欲しいと思います。
読んで下さっている方へ
一つの例を書きましたが、
私たちは、何かの目的を持って、望んで今生に生まれているのかも知れません。
もちろん前世での記憶はないのでそれが何なのか、そもそもあるのか、
という事も確かめる事はできません。
ですが、霊視をしていると、こんな風にわかる時があるんです。
だから、今生を生きている皆さん、今を一生懸命生きて下さいね。
何かをするために生まれてきたのかも知れないですから。
今生の現在が、苦しかったり辛かったりしても、何かを成しえる目的があり、
何かを成しえたいと、自分が望んでいるのかも知れないんですから。
他の誰でもない、ご自分が。
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