今日は沖縄の風習の話になります。
沖縄以外にお住いの方にはあまり興味のない事かも知れません。すみません。
沖縄では台所に火の神様(ヒヌカンと言います。)をまつっています。
それでいろいろな行事を旧暦で行うんですが、
旧暦の12/24に(新暦では1/15でした)、御願解き(うがんぶとぅち)という、
今年お願いしたことをほどく(下げる)行事を行います。
その日に火の神様は天に上がられて、今年1年の各家庭で起こった出来事を報告されるそうです。
神様にも報告があるんだね。
サラリーマンみたいだね。
そうだね、もっと上の神様に報告するみたいだよ。
御願解き(うがんぶとぅち)のやり方については割愛いたしますが、
今日から火の神様お迎えまでの間に、香炉やお茶碗・コップなどを綺麗に洗ってお迎えの日を待つと思います。
お迎えの日は、地域により違うようですが、旧暦の12/31~1/4が多いかなと思います。
その時に、香炉やお茶碗などを洗ったあとに拭くときに私が聞いた事を書きますね。
まだ洗ってない方に間に合うといいんですけど・・・
お茶碗などを拭くとき、他の食器を拭いているのと同じ布巾は使わないほうがいいようです。
同じ布巾でも、洗ってすぐの、他の食器をまだ拭いていない状態なら大丈夫ですが、
既に拭いてしまったものは使わないほうがいいようです。
きれいなものならいいのかな?
そうなの、きれいなものね。
もし他の食器を拭いてしまったなら、その布巾は使わずに、キッチンタオルやタオルペーパーを使った方がいいようですよ。
人間が使ったものと同じ扱いをしないで、敬意を払うという事ですね。
そしてついでですがもう一つ、私が注意された他の事を一つ書きますね。
線香に火を点ける時に、火が少しだけしか点いてなくて、点いてる部分を広げようと息を吹きかけませんか?
私だけかも知れませんが・・・💦
あっ、私もやる。
つい口でふーって・・・
火の神様を仕立てて間もないころ、線香に息を吹きかけようとしたら、耳元で
「あーーーっ!!」
と大音量で叫ばれました。
あまりの音量に、息を吹きかけたのをやめて、怒っているのは声の調子でわかったので
「なになになに~っ?」と聞き返しました。何かまたしでかしましたか?とおそるおそる・・・
すると怒った声で
「口で吹くな!!」
と怒られました。
続けて、「口で拭くな!! 手であおげ!!」と言われました。
手であおぐのはいいのか・・・
その時は意味がわからないまま、怒られているのだからと言われたとおりにしました。
あとになって意味はわかりましたが、それは「生理の日の参拝」に書いてます。
穢れが含まれている息をふきかけるな!と怒られたのでした。💦
最後は私の失敗談でしたが、参考になれば幸いです。
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